ピアノの難曲の練習方法とは?アレンジ(編曲)でやさしくする方法

 

ピアノをやっている人なら、誰しも難曲や大曲と呼ばれる憧れの曲が弾けるようになりたいものですね。

 

そのためには、苦手な部分を克服していけるように、効率の良い練習方法をしていく必要があります。

 

例えば、トルコ行進曲などのテンポの速い難曲を弾こうとすると、細かい動きのところで指がもつれたりする人も多いはず。

 

 

そのような指が思うように動かないのはせつないものですが、これを克服する最善の練習方法はトレーニングをすること。

 

例えば、上手く弾けない部分を取り出して、最初はゆっくりと弾き、指に確実にフレーズが染み込むくらい心を込めて弾くのです。

 

それから、徐々に速くし、すこしずつ弾く距離を長くしていきます。

 

 

このように難曲の苦手な部分をゆっくり弾くことで、指はもちろん、脳にも刷り込まれるので、効果的な難曲の練習方法です。

 

とは言え、趣味でピアノを楽しく弾きたい人にとっては、練習やトレーニング自体が重荷になっては楽しくありません。

 

弾ききたい曲がどうしても難しいようなら、自分が無理なく弾けるように、簡単にアレンジ(編曲)してしまう方法もあります。

 

 

楽譜には、レベルを表示して、原曲をやさしくアレンジした曲集も市販されているので、そういった楽譜を探すのも一つの難曲を弾く方法です。

 

楽譜が見つからない場合や、自分に合わない場合は、自分でアレンジするしかありません。

 

出てくる和音を無理なく自分が押さえられる音数に減らし、右手のメロディと左手のベース音だけを最低限残せば、その曲を演奏することができます。

 

 

ただ、アレンジ(編曲)で曲の雰囲気が崩れてしまうこともあります。

 

また、演奏が難しいうえに、調号が多くて手こずるという場合は、丸ごと簡単なキーに直してしまうという方法もあります。

 

移調するのに一番簡単なのは「ハ長調」です。何故なら調号がつかないから。シャープが一つの「ト長調」やフラットが一つの「ヘ長調」もわりと簡単でしょう。

 

 

ショパンの「別れの曲」の原曲はシャープが4つ付く「ホ長調」ですが、半音上げればフラット一つの「ヘ長調」に移調できます。

 

ただ、元の楽譜を見ながら全ての音の音程を同じだけ上げたり下げたりする作業はとても大変なので、原曲のキーで練習するほうがラクとも言えなくはありません。

 

いずれにしても、難曲などの憧れの曲が弾けるようになるためには、効率の良い練習方法を味方につけて、今の自分の苦手な部分を減らして、無駄のないステップ踏んでいくことが大切です。

 

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