ピアノの指の使い方

ピアノは、難し曲になるにしたがって指の使い方がより大切になると思います。
ですが、指はそれぞれ長さや太さも違いますし、ついている筋肉も違いますよね。

 

指の使い方

 

ところが、ハノンをはじめとしたピアノのテクニックの多くの教材は、「指がそれぞれぞれ違うから同じように鍛えるようにしまよう」という発想ではないのかなと思います。

 

 

ですが、ついている筋肉も違うのに同じように使えるようになるまで鍛えるなんて無茶だと思うんです。
もちろん、上手く弾けるようになるにはある程度は指を鍛えることも必要なんでしょうけど、ピアノが大好きで上手になりたくて、たゆまない努力の結果、手が故障したなんて悲しすぎますよね。(>_<)

 

 

例えば、親指は5本の指の中でも太くて短く、他の4本の指と向かい合っていますから、本来の使い方としては握ったり、掴むことだと思うんです。
また、親指は上にあげたり、ぐるぐる回したりすることもできますが、その動きはあまり日常で頻繁に使うということはないので、不自然な動きともいえるのではないかと。

 

 

親指だけを上にあげてみればわかると思いますが、手首近くの腱が浮き出ますから、それだけ多くの筋肉を総動員することになるんです。
実際に、これをやると親指や手首を痛めやすく、腱鞘炎になるピアニストも多いみたいですからね。

 

 

では、ピアノを弾く時にどのように親指を動かせばいいのかというと、手を自然なままぶらんと垂らしてみると、他の4本の指よりも下にくると思います。
その状態で鍵盤の上に置き、手首を下げてみましょう。

 

 

それだけで音が出ます。音が出ないという人は、親指が鍵盤に当たる場所を支点にしてやってみるといいかと思いますよ。
ピアノは打楽器なので、強い音を出したければ、スピードを速くし、弱くしたければゆっくり下ろせばいいわけです。

 

 

なので、手首の動くスピードで音の強弱をコントロールするということになると思います。
このように、それぞれの指の特徴を知って弾くようにすることで、無理なく使いやすくなり、難しい名曲も音楽的にも上手くいくと思います。

 

 

それにはやはり、お手本を見て真似をするのが一番てっとり早いかな?って感じです(*^▽^*)

 

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